愛媛県議会 2020-10-06
令和 2年第371回定例会(第8号10月 6日)
令和 2年第371回定例会(第8号10月 6日) 第371回
愛媛県議会定例会会議録 第8号
令和2年10月6日(火曜日)
〇
出席議員 47名
1番 中 田 晃太郎
2番 山 崎 洋 靖
3番 石 井 智 恵
4番 中 野 泰 誠
5番 西 岡 新
6番 菅 森 実
7番 浅 湫 和 子
8番 大 政 博 文
9番 新 田 泰 史
10番 黒 川 理惠子
11番 武 井 多佳子
12番 田 中 克 彦
13番 西 原 司
14番 塩 出 崇
15番 高 橋 英 行
16番 川 本 健 太
17番 帽 子 大 輔
18番 大 石 豪
19番 菊 池 伸 英
20番 古 川 拓 哉
21番 兵 頭 竜
22番 松 下 行 吉
23番 宇 高 英 治
24番 大 西 誠
25番 松 尾 和 久
26番 木 村 誉
27番 石 川 稔
28番 梶 谷 大 治
29番 西 田 洋 一
30番 福 羅 浩 一
31番 三 宅 浩 正
32番 徳 永 繁 樹
33番 笹 岡 博 之
34番 鈴 木 俊 広
35番 毛 利 修 三
36番 赤 松 泰 伸
37番 本 宮 勇
38番 高 山 康 人
39番 戒 能 潤之介
40番 渡 部 浩
41番 越 智 忍
42番 横 田 弘 之
43番 西 原 進 平
44番 中 畑 保 一
45番 明 比 昭 治
46番 岡 田 志 朗
47番 森 高 康 行
――――――――――
〇
欠席議員 なし
――――――――――
〇欠 員 なし
――――――――――
〇
出席理事者
知事 中 村 時 広
副知事 田 中 英 樹
副知事 八 矢 拓
公営企業管理者 山 口 真 司
総務部長 高 石 淳
企画振興部長 金 子 浩 一
スポーツ・
文化部長 大 北 秀
防災安全統括部長 福 井 琴 樹
県民環境部長 岸 本 憲 彦
保健福祉部長 高 橋 敏 彦
経済労働部長 東 野 政 隆
農林水産部長 馬 越 史 朗
土木部長 葛 原 健 二
会計管理者出納局長 菅 規 行
教育長 田 所 竜 二
副教育長 仙 波 純 子
人事委員会委員長 安 藤 潔
公安委員会委員長 曽我部 謙 一
警察本部長 篠 原 英 樹
監査委員 永 井 一 平
監査事務局長 井 関 浩 一
――――――――――
〇
出席事務局職員
事務局長 小 坂 泰 起
事務局次長 矢 野 等
参事総務課長 松 本 賢 固
議事調査課長 鳥 生 敬 央
議事調査課主幹 二 神 裕 志
――――――――――
〇本日の会議に付した事件
定第102号議案ないし定第108号議案、
定第113号議案ないし定第120号議案
請願
定第121号議案及び定第122号議案
議発第4号議案ないし議発第7号議案
継続調査承認の件
┌────────────────┐
│(注)
議席番号は、
新型コロナウ │
│ イルス感染防止対策として │
│ 間隔を空けて着席するため │
│ に設けた議席を含めた
臨時 │
│ の番号である。 │
└────────────────┘
午前11時 開議
○(戒能潤之介議長) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の
会議録署名者に
明比昭治議員、
毛利修三議員を指名いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) この際、報告いたします。
決算特別委員会は9月25日に委員会を開き、互選の結果、委員長に
西田洋一議員、副委員長に
福羅浩一議員を選任いたしました。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) これから、定第102
号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第108号議案、定第113号議案ないし定第120号議案及び請願を
一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。
まず、
総務企画委員長に報告を願います。
○(
大西誠議員) 議長
○(戒能潤之介議長)
大西誠議員
〔
大西誠議員登壇〕
○(
大西誠総務企画委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
新型コロナウイルス感染症対策応援基金についてであります。
このことについて一部の委員から、寄附の状況はどうか。また、今後、どのように活用していくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本年5月1日の
募集開始から9月25日までに、合計311件、約7,900万円の寄附の申出があり、内訳は、法人が64件、約6,570万円、個人が247件、約1,330万円、個人のうち約2割の48件が県外からの寄附となっている。
また、今年度は、若者に人気の冬場のイルミネーションを11月から12月にかけて実施するとともに、
フードトラックによる
試験販売を11月に実施するほか、ジップラインの整備を機に、こどもの城や
総合運動公園と連携した
周遊イベントや
空き獣舎を活用した
アート展を開催するなど、話題性のある
イベント等を行う旨の答弁がありました。
第3点は、愛媛県
空き家対策ネットワークの成果と今後の取組についてであります。
このことについて一部の委員から、これまでの活動の成果と現在の
取組状況及び今後の対応はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、産学官が連携して設立した同
ネットワークは、平成30年度は除却、昨年度は
維持管理をテーマに取り組んだ。その結果、除却については所有者の特定及び
対応マニュアルの策定や
空き家対策パンフレットの配布、
維持管理については
シルバー人材センター等を活用した
仕組みづくり等を行い、今年度は利活用をテーマに空き家の
流通活性化等の取組を開始した。
空き家に関する問題は多岐にわたっており、今後も継続的に取り組む必要があるため、これまでの成果を生かしつつ、会員間で情報共有し、家屋の状態に応じた適切な対応に向け、引き続き取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
このほか、二級水系におけるダムの
事前放流、河川の
治水対策の推進、本県の地価動向と
新型コロナの影響などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、
スポーツ文教警察委員長に報告を願います。
○(
松下行吉議員) 議長
○(戒能潤之介議長)
松下行吉議員
〔
松下行吉議員登壇〕
○(
松下行吉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
プロ野球オールスターゲームPR事業についてであります。
このことについて一部の委員から、具体的な内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、愛・野球博実行委員会内に、県と全市町等で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、機運醸成に向けた具体策を企画、実施していくこととしており、まずは、本県ゆかりの野球関係者へのインタビューや、過去2回のオールスターゲーム開催時の名場面等を収録したPR用番組を制作し、県下各地で放映することで、10年ぶりとなるオールスターゲームへの県民の関心を高めたいと考えている。
また、来年3月には、プロ野球OB選手等によるパネルディスカッションやカウントダウンボードのお披露目、20市町のPR物産展等を行うプレイボール
イベントを松山市内で開催する予定であり、全県を挙げた機運醸成を図っていきたい旨の答弁がありました。
第2点は、教育のICT化に伴う教員の負担軽減についてであります。
このことについて一部の委員から、
コロナ禍で急速にICT教育が進展する中、教員の負担軽減にどう取り組むのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、小中学校では、今後、各校での
オンライン研修を実施し、教員全体のスキルアップを図るほか、各市町教育委員会でも、学校の代表者を集めた研修や希望する学校への講師の派遣など、地域の実態に即した対応が行われている。
また、県立学校でも、ICT活用が苦手な教員への対応として、専門知識を有する業者を学校に派遣するなど、各教員の要望に応じた研修を行う予定であり、教員がICTを活用した授業を行うスキルを身につけさせることとしている。
加えて、指導要録や調査書を電子化し、校務支援システムによるデータの一元管理なども行っており、今後とも教員の負担軽減を図っていきたい旨の答弁がありました。
第3点は、愛媛県暴力団排除条例の一部改正についてであります。
このことについて一部の委員から、新たに青少年への禁止行為が規定される効果はどうか。また、暴力団排除活動は、県民全体で取り組むべきと考えるがどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、今回の改正で青少年の暴力団事務所への立入禁止や暴力団員による青少年への禁止行為を規定し、暴力団員による青少年への一定の禁止行為を明確に示すことで、暴力団の悪影響を排除し、青少年の健全育成を図る効果が期待できると考えている。
違反した暴力団員には、中止命令等の行政措置を行うことが可能で、命令に違反した者には懲役や罰金を科すことができ、実効性のある規定となっている。
今後とも官民一体となった取組により、暴力団の弱体化・壊滅に向けて暴力団排除活動に努めていきたい旨の答弁がありました。
このほか、障がい者
スポーツの現状、
コロナ禍における博物館・美術館の利用状況、大学受験等による感染拡大地域訪問後の対応、県立学校の全国募集状況、特殊詐欺の現状と対策、交通安全協会の役割等などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
知事から、定第121号議案愛媛県教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて及び定第122号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
知事の説明を求めます。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) ただいま上程されました議案について説明を申し上げます。
教育委員会委員の清水慶子氏が本年10月11日をもって任期満了となりますので、新たに峯本陽子氏を任命したいと存じます。
峯本氏は、公立小学校校長及び県教育委員会人権教育課長を務められるなど、長年にわたり教育行政に従事されており、人格、識見ともに優れ、教育委員会委員として適任であると存じます。
また、同じく教育委員会委員の富永誠司氏が本年10月11日をもって任期満了となりますので、新たに山内満子氏を任命したいと存じます。
山内氏は、スリーラインズ株式会社代表取締役として本県経済界で活躍されるとともに、小中学校等のPTA役員として熱心にPTA活動に取り組まれるなど、人格、識見ともに優れ、教育委員会委員として適任であると存じます。
以上、適切な議決をよろしくお願いいたします。
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
高山康人議員から、議発第4号議案私学助成の充実強化等に関する意見書ないし議発第7号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
お諮りいたします。
議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) これから、定第102
号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第108号議案、定第113号議案ないし定第120号議案及び請願並びに定第121号議案、定第122号議案及び議発第4号議案ないし議発第7号議案を
一括議題とし、討論を行います。
○(武井多佳子議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 武井多佳子議員
〔武井多佳子議員登壇〕
○(武井多佳子議員) (拍手)
ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。
反対討論をいたします。
まず、議案第116号、2020年度土木建設事業の負担金の額の変更については、JR松山駅付近連続立体交差事業への負担金を含むことから反対します。
JR松山駅付近連続立体交差事業は、9月に2度目となる再々評価委員会にかかり、事業費が96億円の増額で580億円へ、当初の386億円の何と1.5倍に増えました。一方、B/Cは当初の1.55から1.03へ、そして1.01へと下がりました。
増額の内訳を見ると、労務単価、材料費の高騰で約56億円、鉄道構造等設計標準(耐震設計)の改訂に伴う液状化対策で約34億円となっています。2017年度に98億円、2020年度に96億円と立て続けて事業費が増えたこと、県民への説明責任が求められます。完成年度が7年も延びれば、人件費が増えるのは分かり切ったことです。また、耐震設計の改定は2012年で、今から8年前に行われたもの。その時点で増額の要因になることも想定できたのではないでしょうか。これ以上の増額はないとのことですが、県民の貴重な税金を使うことへの緊張感がなさ過ぎます。
このように、小さく生んで大きく育てる公共事業が当たり前化する公共事業の在り方を見直していただきたいと強く求めて反対いたします。
次に、請願第16号愛媛県を核のゴミの最終処分場にしないように定める条例を作ることについての不採択に反対します。
今年8月、共同通信が行った核の処分場についてのアンケートによると、受入れに前向きはゼロ、23の都道府県が否定的で、そのうち7道県は原発立地県でした。新潟県は「電力供給のため原発を抱え、一定の社会的責任を果たしている」、福井県は「発電は受け入れてきたが、放射性廃棄物の処分は県外で対処すべきだ」、北海道は「核のごみの持込みを規制する条例があることで受け入れ難いことを宣言している」など回答しています。
今、伊方原発の敷地内に
乾式貯蔵施設を建設する計画が進んでいます。知事は「使用済核燃料を再
処理工場へ搬出するまでの一時的保管であることを明確にした上で」と強調されていますが、一時保管を明確にと繰り返すだけでは何の担保もありません。
六ヶ所再
処理工場は、7月、規制委員会が新規性基準の適合を認めた翌月、8月には2021年の完成時期を2022年へと延期し、25回目の延期をしました。1993年に工事着工し、27年がたち、建設費は7,600億円から2.9兆円へと膨れ上がると言われています。万が一に完成したとしても、プルトニウムの保有は日米
原子力協定で厳しく制限されており、もんじゅが廃炉になった今、再処理したプルトニウムをMOX燃料として使っても、余剰のプルトニウムが発生するため、順調に再処理が進むとは思えません。
このように排出が不確実な状況で、一時的保管が本当に約束されるのでしょうか。全く先が見通せない中、請願にもあるように、なし崩し的に最終処分場と化すのではないかと県民が危惧するのは当然のことです。今年3月、愛媛新聞の世論調査では、
乾式貯蔵施設に「反対」「どちらかというと反対」は57.5%、南予では62.5%でした。長年伊方原発を引き受けてきた愛媛県が廃棄物まで抱えることに、県民の多くは納得していません。負担の公平性の観点からも、電気を使ってきた広い圏域全体の問題として捉えるよう、愛媛県は発信すべきと考えます。
北海道の条例は、「特定放射性廃棄物の持込みは慎重に対処すべきであり、受け入れ難いことを宣言する」という内容です。特定放射性廃棄物にもできない核のごみの最終処分場になる可能性のある
乾式貯蔵施設が問われている今、愛媛県でも核のごみへの明確な方針を示すべきだと申し上げて、請願の不採択に反対いたします。
御賛同よろしくお願いいたします。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 討論を続けます。
○(田中克彦議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 田中克彦議員
〔田中克彦議員登壇〕
○(田中克彦議員) (拍手)日本共産党の田中克彦です。
請願第15号伊方原発3号機運転継続のための施設内
乾式貯蔵施設に反対することについては、委員長報告では不採択でしたが、採択を求めて討論いたします。
新たな
乾式貯蔵施設の最大の危惧は、使用済核燃料が伊方原発敷地内に永久貯蔵されるのではないかということであります。国も
四国電力も、搬出時期について明確な回答を示せていないと考えます。県も一時的という期限の確認を行ってきたと言われているわけですが、国の方針について、具体的な根拠や期限で示すことは到底できないことは明らかです。
そうなりますと、結局、
乾式貯蔵施設は伊方原発3号機を40年以上長期に運転させ続けるためのものという指摘を否定できないのではないでしょうか。処理するめどが立たない核のごみ、使用済核燃料をこれ以上増やしていいのか、これは多くの県民の方の思いでもあると考えます。
伊方原発3号機のプルサーマル発電による使用済MOX燃料を、水や電気を使用せず空気の自然対流で冷却する乾式貯蔵に収納可能なところまで冷却するには、少なくとも50年以上、90年程度必要とも言われています。3号機の
使用済燃料プールの強化やかなりの年数を見通した保持計画も避けられません。乾式キャスクの設計は、貯蔵期間約60年と見込まれているようですが、それ以上に長く貯蔵することになると、容器も中性子遮蔽材も劣化することになります。そうしたことを考えると、設計を根本から見直す必要も出てきます。乾式キャスクがプール冷却の湿式よりも安全だとは言えないと考えます。
現在、国際エネルギー機関(IEA)の集計によりますと、2020年上半期の国内総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は23.1%に達しており、2030年度までに再生エネルギー比率を22から24%としている政府目標をクリアしていることになり、通年でもこの目標比率に迫る可能性があると専門家の間でも指摘されています。コスト面でも
原子力が安いというのは、もはや通用しない話になってきていると考えます。
現在、日本では、日本
原子力発電東海第二原発等で乾式貯蔵の実施試験を行ってはおりますが、実用化までは至っておりません。伊方原発3号機の再稼働でなく、廃炉への道を選択することこそが、危険性を取り除いていくための最良の選択だと考えます。
9月18日付愛媛新聞社説は、
乾式貯蔵施設の運用の可否を判断する県と伊方町は、施設の安全性にとどまらず、国策が抱える問題にも踏み込んでもらいたい。長期的な展望に立って議論を深め、将来世代への責任を果たさねばならない。
と結ばれています。
請願趣旨の文末には、「県民に開かれた場で、誰もが参加できる説明会」などの開催も主張されています。
請願の結果いかんに関わらず、広く県民に対する説明がされ、その県民の声に基づく議論が深まることを強く願いつつ、請願の採択を呼びかけさせていただき、討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。
まず、定第102
号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第108号議案、定第113号議案ないし定第115号議案、定第118号議案及び定第119号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第116
号議案令和2年度土木建設事業の負担金の額の変更についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第117
号議案令和2年度港湾事業の負担金の額の変更についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第120号議案専決処分の承認についてを議題とし、本件を承認することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、承認することに決定いたしました。
次に、請願第14号日米地位協定の見直しの意見書を求めることについてないし請願第16号を
一括議題といたします。
以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。
以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、定第121号議案愛媛県教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第122号議案愛媛県教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、議発第4号議案私学助成の充実強化等に関する意見書ないし議発第7号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、各委員長から
継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) 知事から、挨拶があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) 閉会の挨拶に先立ちまして、
新型コロナウイルス感染症について報告をいたします。
本県では、8月23日以降、四十数日にわたって感染者は発生しておりませんでしたが、今月3日、新たに115人目となる1名の陽性が確認されました。感染された方に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い御回復をお祈りいたします。
なお、この事例に関しましては、速やかな調査と検査が行われ、濃厚接触者、また、職場の同僚、そしてまた、
医療機関の方、全員の陰性も速やかに確認されましたので、この事例から感染が広がる懸念は今のところございません。いわゆる囲い込みが完了している事例でございますので、冷静に受け止めていただけたらと思います。
全国の感染状況につきましては、首都圏を中心にいまだ多くの陽性確認が続いており、決して感染症が収束に至っているわけではありません。また、今月1日からGo To トラベルの対象に東京発着の旅行が加わるとともに、海外からの新規入国者の受入れが一部再開される。また、全国的に県境を越えた移動が制限されているわけでもありませんので、こうしたことから、今後、全国的に人の移動が増加してまいりますことから、県内でも散発的な陽性確認が今後も発生する可能性がございます。
県としましては、
インフルエンザの流行にも十分留意しながら、緊張感を持って感染拡大の防止にこれまで同様に取り組んでまいりますので、県民並びに事業者の皆さんには、油断をすることなく、引き続き、感染回避行動をそれぞれのお立場で生活上徹底していただきますようお願い申し上げます。
さて、本議会におきましては、議員各位には終始熱心に御審議をいただきまして、誠にありがとうございました。おかげをもちまして、提案させていただきました全ての議案につきまして適切な議決を賜りますとともに、人事案件につきましても、それぞれ御同意をいただき、厚く御礼を申し上げます。
今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。
議員各位におかれましては、今後とも県政推進のために御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) これをもって、第371回愛媛県議会定例会を閉会いたします。
午前11時58分 閉会...